三次元人流データの活用検討

更新情報

2024/11/22
竹芝エリアにて、8月中旬から9月中旬にかけて三次元人流データを取得し、その可視化や活用の実証を進めています。また、ユーザーである民間事業者等と、三次元人流データの利活用状況、課題、今後の展望等について意見交換を実施しています。

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概要

背景

人流データは、土地・不動産やまちづくり、観光、交通、防災等の様々な分野における地域課題の解決への活用が期待されています。

地理空間情報課ではこれまでに、主に二次元人流について、「人流データ利活用の手引き」の公開や、人流データを使った地域課題解決のユースケース構築などを行い、その利活用のハードルを下げる取組を行ってきました。

令和6年度からはさらに、活用事例が少なくノウハウが十分に蓄積されていない三次元人流データ(高さの情報を持つ人流データ)に着目し、可視化のための技術的な調査・検証からユースケース創出までの一連の取り組みを行っています。

取組概要

①:三次元人流データ活用手法の検討

  • 国内外の先進事例の調査
  • 課題、活用可能性等の検討

②:三次元人流データの測定

  • 三次元人流データの取得方法の検討、各種関係者と調整(図1)
  • 実証エリア(竹芝エリア)におけるデータ測定

③:三次元人流データの可視化・活用の実証・検討

  • 3D都市空間上での可視化手法の検討、データの取込~実証、技術検討及び結果取りまとめ(図2)

④:ユースケースの作成

  • 実証結果を踏まえユースケースを具体化。関係者とのディスカッション等により有用性等を確認・検討

⑤:三次元人流データの活用に向けた課題整理及び情報発信

  • ①~④の結果を踏まえ、三次元人流データに係る課題及び解決策の検討
  • 三次元人流データの取得方法を整理
  • 実証結果を踏まえた動画制作、オンラインセミナーやワークショップ等の実施を検討

(図1)全国数百万台規模のスマートフォンから実証エリア内のデバイスロケーションデータを抽出し、高精度気圧計ネットワークによる基準点気圧情報を組み合わせ三次元人流データを測定

(図2)生成した三次元人流データやPLATEAU等の3D都市モデルをデジタルツイン基盤「torinome」に取込み、可視化における正確性・有効性・実現性等を確認

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