「Geo Synergy Linkage Hub」では、地理空間情報をもっと便利に、もっと活用しやすくするためのアイデアを集めています。ここでは、認定されたアイデアをご紹介し、どんな可能性が広がるのかをお届けします。ぜひご覧ください!
ラボ認定アイデア一覧
お題1:不動産ライブラリ
地価公示及び地価調査の箇所の同一地点判定時の精度を高めるために、追加すべき項目とは?
ラボ認定者名 |
Mujirushi |
概要 |
不動産ライブラリ|地価公示及び地価調査の箇所の同一地点判定時の精度を高めるために、追加すべき項目とは? |
概要資料 |
アイデアJ_概要 |
サポーターコメント |
- 小泉和久
同一地点判定に、四方八方の接地道路情報を活用するアイデアは面白い。 前提となる「全ての道路に一意のIDを付与する」ところの実現が、このアイデアの鍵と感じます。
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曾川 景介
どの道路からアクセス可能かというのはモビリティサービスにとってとても重要だと思います。
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清水千弘
道路情報は、土地・建物にとって重要であるものの、接合時要件はじめ極めて困難ななため、今後の精度向上を期待したいです。
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お題2:データ連携手法
データを空間結合もしくは属性情報を用いて正確かつ扱いやすい形で結びつける手法とは?
ラボ認定者名 |
小野 彰 |
概要 |
データ連携手法に対して、4次元時空間情報基盤 ガイドラインで定義されている空間IDを用いた位置情報の相互変換、一元管理を実現する。そのために空間IDを各データ内に組み込むための仕様を策定し、各データ保有者やデータ構築者に対して変換ライブラリを提供することにより、データ連携を実現する。 |
概要資料 |
アイデアA_概要 |
補足資料 |
アイデアA_補足資料 |
サポーターコメント |
- 杉本直也
実現価値があるが、動的・準動的データと都市計画・登記情報では連携時の速度・安定性要件が異なります。クラウド・通信環境の詳細説明が望ましいと思います。また、複数モビリティの分散協調や自動運転のリアルタイム連携にはMECサーバなどの現地設備の検討状況も確認したいと思いました。
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ぴっかりん(青木 亮祐)
高ズームレベルではポリゴンデータを空間IDで管理でき、地理院タイルのX,Y,Z値との連携が可能です。ただし、同一住所に複数建物がある場合や、衛星画像が緯度経度ベースでAPI取得される点を考慮し、空間IDによる衛星画像検索・管理機能の追加が望ましいと思いました。
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お題5:建物へのID付番
位置情報を基にしたIDを作成する場合に、ID自体のデータ量を抑えつつ、かつ建物毎にユニークなIDを付番するには?
ラボ認定者名 |
長瀬 興 |
概要 |
建物ポリゴンの代表点のGeohash値「11桁」による建物へのIDの付番 |
概要資料 |
アイデアX_概要 |
補足資料 |
アイデアX_補足資料 |
サポーターコメント |
- 関 治之
具体的な実装方法が提示され、デモまで組まれていて素晴らしいと思いました 。
- 秋山祐樹
Geohashを利用した建物IDの付番は、コンパクトかつ高精度なIDを生成できる点で合理的であり、またPLATEAUデータとの統合によって都市データの活用範囲が広がる可能性があると言えます。一方、既存の様々な座標符号化手法(H3、GeoHash、Plus Codes、QuadKeyなどなど・・・)との比較した際の優位性が明確ではない点や、建物形状の変化によるIDの一貫性の確保が課題になると感じます。
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ラボ認定者名 |
寺元 郁博 |
概要 |
国内向けに調整した GeoHash による位置特定手法 |
概要資料 |
アイデアI_概要 |
サポーターコメント |
- 落合謙次
解像度が1辺10cm未満とのことであり実用的であり、具体性も高いと思いました。
- にゃんこそば
少ない計算でハッシュ化できるため、フロントエンド側でも容易に実装できる点が魅力的に感じました。格納できる情報量にもう少し余力がありそうなので、オフセットを表す符号を追加して海外に対応しても面白そうと思います。
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ラボ認定者名 |
木村 颯希 |
概要 |
H3 グリッドの ID を活用した建物 ID 付番 |
概要資料 |
アイデアL_概要 |
補足資料 |
アイデアL_補足資料 |
サポーターコメント |
- 河端瑞貴
オープンソースの階層的六角形グリッド(H3)を活用し、オープンソースの階層的六角形グリッド(H3)を活用し、大まかな位置情報を保持しつつ、データの桁数を削減した点がユニークだと思います。
- 伊賀大介
オープンソースである1.5m粒度の六角形グリッドH3を一つのキーレイヤとしてユニークIDの紐づけを行うアイデアに可能性を感じます。
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お題7:土地境界データの活用
地番現況図と他データとを組み合わせたユースケースについて
ラボ認定者名 |
土地家屋調査士 白土洋介 |
概要 |
<お題7:土地境界データの活用> |
概要資料 |
アイデアU_概要 |
サポーターコメント |
- 西岡 芳晴
すでに公開されている国土地理院最適化ベクトルタイルを利用しており,また他の分野へも応用が利きそうだと思いました。実際に運用されている点も説得力があります。
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ぴっかりん(青木 亮祐)
事業計画認定情報など含め、再生可能エネルギー関連のデータは所在地の情報しか公開されていないことも多いため、地番のデータと送電線の組み合わせの活用は有用だと感じました。
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ラボ認定者名 |
寺元 郁博 |
概要 |
地番図「地籍図 OR 地番現況図」があれば 3D 都市モデルと登記がリンクするかも知れないのでマンション建替や空家対策に使えるかも知れない |
概要資料 |
アイデアO_概要 |
補足資料 |
アイデアO_補足資料 |
サポーターコメント |
- 坂下哲也
国土交通省と自治体、民間で連携し、実証し効果測定すると良いと思います
- 岩崎亘典
お題のQ7,8を連携させていて、面白いと思いました。シンプルだが、その分、実現性も高いと思います。一方で、地番現況図が、住所になってない場合もあるのではと心配になりました。
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お題8:建物ポリゴンのデータ連携
建物登記と個別の建物ポリゴンを紐づけ、3D都市モデルに地番を含む住所情報を付与させる手法とは?
ラボ認定者名 |
土地家屋調査士 白土洋介 |
概要 |
<お題8:建物ポリゴンのデータ連携> |
概要資料 |
アイデアW_概要 |
サポーターコメント |
- 秋山祐樹
建物ポリゴンと不動産登記情報の統合は、不動産管理や都市計画に有用であり、特にPLATEAUデータとの連携を視野に入れている点は評価できます。一方、自治体ごとのデータ整備状況の差や、不動産番号の利用制限、法務局データとの連携課題など、実装に向けた課題がいくつか考えられます。
- 瀬戸 寿一
固定資産管理台帳データは、目的外使用ができない事が多いため、制度面の整備からになるかと思います。
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