AI等の先進技術を用いた国土数値情報整備手法の高度化検討

更新情報

2024/11/22
本年度は「土地利用」データについて、AI等の先進技術を用いた効率的な整備手法の検討・試行を行っています。土地利用判読以外のデータ整備についても合わせて検討しており、アイデアの共有歓迎です。

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概要

背景

国土数値情報の「土地利用」データは、全国の土地利用状況をメッシュごとに分類して数値化したデータであり、数十年に渡り継続的にデータ整備を実施している唯一無二のデータです。しかし、データ整備においては、全国を細分化した全てのメッシュに対して、衛星画像を用いて人が目視判読によって土地利用を判定するという手法を採っており、整備コスト・工期ともに大きくならざるを得ない状況となっています。

AI等の先進技術を活用することにより、人が目視及び手動で実施している作業をできる限り自動化したプロセスを構築し、データ整備コストの削減や更新頻度の増加を目指します。

取組概要

2024年度は、衛星画像とAI 等の先進技術を用いたデータ整備手法を調査・検討し、試験的な開発・検証を行います。次年度以降に本格的な開発・検証を行った上で、実際にデータ整備を行う予定です。


図1-1 現行の土地利用データの整備フロー

AIモデルでの判読(イメージ図)


本年度業務の内容
①AI等の先進的手法の活用検討 現行の土地利用データ整備手法、品質管理手法の課題と改善点を整理し、AI等の先進技術を用いた効率的なデータ整備手法の検討・試行
②整備方針の検討 ①の結果と過年度の土地利用データ整備事業の課題を踏まえて、効率化やコストダウンの方法を検討
③次年度整備方針の検討 次年度に検討を深めるべき事項(判読業務を行うにあたり準備すべき事項、次年度以降の目安スケジュール、各年の判読範囲等の業務量、要するコスト、衛星画像以外の付加的な原典資料の活用など)の検討・整理
④土地利用判読以外のAI活用検討 当該業務で使用する衛星画像及びAI を用いて、土地利用判読以外の国土数値情報のデータ整備・更新に活用できる方法を、具体的なデータ項目、活用方法について検討

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